Karada Cover Fix

著者 甲野陽紀 絵 なかむらるみ
2018 年11 月11 日発売 
定価 1,700 円+税
四六判 仮フランス装 236 頁

 

武術研究者の父・甲野善紀氏に「私が20年以上かけてできた技を
アシスタントの2年のうちにものにした才能」と言わしめた

若き身体技法研究者・甲野陽紀が、
「カラダから人生の謎」解き明かす!

 

○目次
はじめに 「身体という謎の器」に魅せられて
第一話  「実感」という落とし穴
第二話  「注意を向ける」と「身体が動く」の不思議な関係を改めて考えてみる

第三話  「見る」「聴く」「触れる」にみる五感の活かし方
~「見る」より「目線を向ける」で身体が安定するのはなぜなのか?

第四話  身体はコトバを裏切れるのか?
第五話  「わたし」はつながっている~「空間」と「わたし」と「注意」の関係
第六話  「ま」の発見~maを動かせばsekaiは動く

 

世界中に数多くいる武芸や職人技の達人、カラダの研究者が唱える「カラダの動き改革法」は実にさまざま。筋力トレーニングや食事を切り口にするカラダづくり派もあれば、カラダを機械に見立てて物理現象的に読み解く派、瞑想派、心理学派などなど多士済々。しかしながら、中でも「甲野陽紀」のワザほど異色のものは類を見ないのではないでしょうか。
文武両道に長けた父・甲野善紀氏に「私が20年以上かけてできた技をアシスタントの2年のうちにものにした才能」と言わしめた実力を既成の分野・流派流儀に預けず、意外なことにだれもが当然のようにできる「日常動作」の根本解読に注ぎ込んで見つけ出した〝ワザ〟の数々は、だれでも一瞬にしてできる驚きの超簡明さがありながら、介護術やスポーツ、音楽、治療家、医師、手技足技練達の職人などなど、身体技能を生業とする専門家たちからも熱い注目を集めるという、奥深さも持っているのですから。
本書はそんな若き身体技法研究者「甲野陽紀」の〝ワザ〟の根本にある視点、エッセンスを著者自身がはじめて詳細にひもといた、まったく新しい「カラダの見方」のエッセイ集。「氏は身体技法を言葉のシステムとして構築した現代でも稀な人物ではないだろうか」の五つ星賛辞が帯に。語り手はご存知、言霊学研究者の七沢賢治先生。七沢先生は、「間鏡」という謎の言葉を本書のタイトルにくださったそう(詳しくは「はじめに」をお読みください)。全六話に散りばめられた謎また謎に惹かれて読み進むうちに、「なるほど、〈わたし〉が変わるとカラダが変わるってそういうことか!」と超納得いただけるはず。
がんばっているのにうまくいかない。気をつけているのに失敗する。人前にでるとなぜか緊張してしまう。ついていこうと思っているのに置いていかれる‥‥‥人生のさまざまな場面で遭遇する「そうしないようにと思っているのにそうなってしまう症候群」に悩んでいるすべての方へ、贈ります!

○著者プロフィール
甲野陽紀(こうの はるのり)
1986 年、東京都生まれ。身体技法研究者。
武術研究者・甲野善紀氏の武術指導のアシスタント、演劇制作スタッフなどを経験した後、独立。誰もができる日常動作の身体の動きをモチーフに、特定の分野や流儀、流派にとらわれない立場で身体技法の研究を始める。達人や名人と呼ばれるほどの技量を持つ武術家や職人などの技を観察・分析する研究を基盤に、さまざまに変化する身体の動きを、注意の向け方や言葉の使い方などとの関係から読み解き、そのエッセンスを日常に役立つ技法として提案している。その斬新なアプローチは、スポーツや介護、楽器奏法、教育関連など、さまざまな分野への応用が可能であることから、多くの専門家からも注目されている。

活動は幅広く、朝日カルチャーセンター新宿・横浜・湘南・千葉、よみうりカルチャー自由が丘、ヨークカルチャー長野などで定期講座の講師を務めるほか、全国各地の企業や団体からの招聘に随時応じて講座や指導にあたり、定期的に主宰講座も展開している。著書に『驚くほど日常生活を楽にする武術&身体術「 カラダの技」の活かし方』『甲野善紀と甲野陽紀の不思議なほど日常生活が楽になる身体の使い方』(ともに甲野善紀氏との共著/山と溪谷社)。本書は初の単著。