あたり前にしていることが、意外にもできていなかったり、想像していたことと違っていた、ということってありますよね。

前回の、6/11わき道でとりあげた「歩く」ということもまさに!そうでした。

いま「歩くなんて教わらなくても‥‥‥」と心の中でつぶやいた方も、ちょっとだけ「歩く」というカラダの動きを思い浮かべてみてください。

右か左か、どちらかの足を前に出したら、次は反対側の足を前に出す。つまり左右の足を交互に前に出す。
「歩く」は単純といえばとても単純な動作です。

たったこれだけの動きをどうやって〝磨く〟んだろう?と、実は裏方の私は思っていたのですが。

ところが、です。
講座が始まると、甲野陽紀先生から次々に繰り出される〝課題〟に、みなさんが挑戦し始めたのですが‥‥‥気づくとみなさん、なんだか「かっこいい」のです。
歩き方が。

銀座のセミナールームもだいぶ広くなったとはいえ、それでも歩ける距離は限られていますから、みなさん必然的にターンしながら行き来することになるのですが、会の中盤を過ぎたころになると、そのターンがどことなくモデルさんのようなスタイリッシュな感じになっていたり、颯爽と歩くようになられていて、とても素敵なのです。

「これが身体の本来の動きなんですよ」

と、はるのり先生、満面の笑顔で続けて曰く。

「足は〝出す〟ものではないんですよ。〝出る〟ものなんです」

えっ?
足は「出る」もの? だって、足は出さないと出ないじゃないですか、はるのり先生?

足を「出す」と足が「出る」はどう違うんでしょう?
まったく、はるのり先生の言葉はナゾです。

でも、そこがいいんですよね。はるのり先生のまさに「常識をくつがえす」ような物の見方が、はるのり先生講座の醍醐味でもあるのですから。

はるのり先生がいわれるように「カラダの本来の動き」をしている時というのは、「その人のもっとも美しい身体表現が引き出されている時」といえるのかもしれませんね。

 

★当日の動画の一部をFacebookにアップしましたので、ご興味のあるかたはこちらをご覧ください。押している男性がはるのり先生、歩いている女性の方は参加者のお一人です。

5/27わき道「"歩く"を知る」のひとコマ。歩くときに足を出そうとすると身体は不安定になる?!

和器出版 営業チームの徒然日記さんの投稿 2019年5月30日木曜日

 

ということで、7/9の次回甲野陽紀先生のわき道では、

「立つ・座る」

を取り上げることに決定いたしました!

題して、

はるのり先生流「〝心を動かす〟立ち方・歩き方」講座!

「立ち方」といえば‥‥‥

私には、おそらくこの先もずっと忘れられないであろう「立ち姿」の思い出があります。

今年の4月、友人に誘われて天皇ご即位30年の記念特別展に行った時のことです。
宮内庁待従職の特別監修のもとに、そこには約300点ものゆかりの品々や写真などが飾られていました。

その中の一枚の御写真。

現在の上皇、上皇后両陛下のご公務の際に撮られたものだと思われますが、外国のご夫妻と一緒に等間隔に並んで撮られた御写真がありました。

一緒に映っておられた男性は、とても大柄で、上背も横幅も陛下の1.5倍ぐらいはありそうな体形の方。

しかし、私の目をとらえて離さなかったのは上皇陛下の立ち姿でした。

美術館で大きな肖像画や肖像写真を見る機会はこれまでにもあったのですが、このときほど、立ち去りがたい気持ちで眺めたことはなかったと思います。

天と地とが陛下を通して一本に繋がれているような直立の姿勢。
けれども、そこには頑なな直立不動が醸し出すような、見ているこちらが息苦しくなるような印象はまったくありません。

それどころか、大きな慈愛と誇り高き権威が、そこに確かにあるような、静かで凛とした、それは美しい「立ち姿」でした。

こんな立ち方がどうやったらできるのだろうかと、私はそのお姿に自分でも驚くほどに感動してしまったのですが、「立ち方」一つで、こんなにも相手に伝えることが出来るのです。

それを見た人が小さくても心を動かしてくれるような「立ち姿」を自分もできないかなあ‥‥‥そんな気持ちが芽生えたひと時でもありました。

次回、甲野陽紀先生のわき道の後、参加されたみなさんの立ち姿がどんなふうに変わっているか、想像するだけでも楽しくなってきます。

はるのり先生はどんなアイデアを持ってきてくれるのでしょうね。

 

では、7月9日(火)にお待ちしています!
時間は15時~18時(予定)。
詳細、お申込みはこちらから→7/9わき道