
「祓い」とは果たして宗教の営為に止まるものなのか?
白川神道の継承者でもある著者が「祓い」の現代的意義を根源から問い直す。
装丁:松沢浩治(ダグハウス)
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「祓い」とは果たして宗教の営為に止まるものなのか?
白川神道の継承者でもある著者が「祓い」の現代的意義を根源から問い直す。
古来、主に宗教的文脈でとらえられてきた「祓い」の力とはいったい何なのか?
とかく形式に陥りがちな伝統的な「祓い」の営為は果たして「現代に生き生きと息づく実践の知」として蘇えるのか?
白川神道の継承者でもある著者が、「祓い」の実践を続けるその自身の立ち位置をも俯瞰しつつ、古代から現代へと継承されてきた「祓い」の本質に迫ります。
私たち読者の興味を逸らさない親しみやすい語り口、深淵なテーマを万華鏡のように多彩に照らし出す思索の自在さ…著者ならではの講話の魅力を堪能できる、名著と呼ぶにふさわしい一冊です。
目次情報など
編纂者まえがき
1 祓いとは
2 なぜ祓いが必要なのか
3 祓いをすると見えてくるもの
4 祓いの極意
5 祓いはめぐる
6 祓いの意識進化へ
巻末資料
1 白川伯王家伝承祓詞
2 本書で登場する神
3 百神一覧
4 初出一覧
5 吹き送り大祓祝詞構文
著者プロフィール
著者プロフィール

1947年 山梨県甲府市に生まれる。1972年 早稲田大学卒業。1978年 大正大学大学院文学研究科博士課程修了(宗教学)。言語学者であり、宗教研究者でもあった東京外国語大学アジアアフリカ言語文化研究所 教授(当時)の奈良毅氏に師事。言語学、世界の宗教を実践的に学ぶ。1975年 国会図書館で『言霊百神』と出会い強い感銘を受ける。その場で著者の小笠原孝次氏に電話、その日の内に氏を訪ねる(その日は奇しくも小笠原孝次氏の72歳の誕生日にあたっていた)。以来、1982年までの7年間に渡り対面参学し「言霊学」の奥伝を受ける。1982年 白川神道の継承者、高濱浩氏に入門。1989年までの7年間に渡り、白川神道の「おみち」修行を受け全階梯を修了。十種神寳御法を口授される。2010年 白川伯王家伝の継承者として一般社団法人白川学館を創設。2014年 和学研究への助成を目的とした一般財団法人和学研究助成財団を創設。2020年 neten株式会社 代表取締役会長に就任。ほかに一般社団法人白川学館 代表理事、一般財団法人和学研究助成財団 代表理事などを務めている。
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