七沢賢治氏の思索と実践の記録を講話でたどる七澤賢治講話選集三部作の完結編。
装丁:松沢浩治(ダグハウス)
シナノ書籍印刷株式会社シェア
七沢賢治氏の思索と実践の記録を講話でたどる七澤賢治講話選集三部作の完結編。
「言霊」は、言葉のもつ不思議な力を指す言葉として、古くから「ことだま」と読まれてきましたが、本書では「げんれい」と読みます。そこには、「ことだま」という読み方が示す旧来の意味合いとは明確な一線を画す、著者が受け継いできた「言霊学」の考え方が反映されています。
言霊は、言葉として発声される手前のカタチにならない状態のことをいいます。言霊学とは、人間が知覚できる言語(言葉や文字)の状態になる以前の様子を言霊とし、それを捉えんとする学問のことをいいます。(本書より抜粋/以下同)
そのような意味での「言霊」がなぜ重要なのか?
何かが「立ち現れる」とは、脳の中で何かと何かが産霊(結び)つくことを意味します。(中略)じつは、ここに産霊(結び)の力が働いています。「言霊が実現する」とは、自分が言霊とつながること、そして、言霊と現実が産霊(結び)ついて初めて物事・事物が実現することを意味します。
このようにして、著者の「言霊」講話は、日本神話の読み解きから、七澤言霊学の新発見ともいえる新しい視座「日本語の音と周波数の関係」にまで広がり、さまざまに展開をしていきます。
「言霊」と「言葉」の関係、そして、それらが現実創造につながる原理とその意味するところをめぐって、ゆったり流れる大河のように——。
「読めば読むほど読み返したくなる」七沢賢治講話ならではの味わい。
どうぞご堪能ください。
目次情報など
目次
編纂者まえがき
第一部
言霊学の始まりと継承
言霊学から新言霊学へ
第二部
言霊
第三部
布斗麻邇
巻末資料
Ⅰ 語句解説
Ⅱ 言霊百神一覧
Ⅲ 言霊学主要人物系譜
Ⅳ 見出し索引
著者プロフィール
こちらもおすすめ
シェア