「ちょこっと」のこと【1】
2017-06-22
みなさま、こんにちは。
本日もありがとうございます、ワキノコビトでございます。
コチラ、ご覧になってください。
歯医者さんなどでご覧になったことがあるかと思います。
この名称、みなさんご存知ですか?
こちら、「ワンタフトブラシ」といいます。
「フロス」といわれる糸ようじが歯と歯の間をお掃除する一方、
こちらは、複雑に入り組んだ歯にまで毛先を届かせることが
できるブラシです。
って、歯ブラシの営業ではないのですが(笑)
先日もお話しましたが、私は基本的にとてもズボラです。大雑把です。
先輩スタッフからは、よく、「ざっくりやな~」
とのおホメの言葉を頂いております(笑)
そんな私の性格からすると、フロスやワンタフトは、眼中にないシロモノ
たちです。
が、数年前から、フロスに目覚めました。
子どもが行くついでに、私も歯の定期検診に行くようになって
しばらくした時のこと。再三指導されるフロスの使用を、やっと、
「始めてみよう」と思った時期がありました。
最初は力具合も、持ち方も(糸状のものを使うので)よく分からず、
思考錯誤の連続でした。
自慢にもならないのですが、私の歯はまさに、「複雑に入り組んで」
いるのです。
昔でいえば「八重歯」ちゃん。
80年代のアイドルだったらもてはやされたでしょうが・・・
おっと、年代がバレますね(笑)
ですので、フロスも一筋縄ではいかず、簡単に歯茎に
到達しない箇所もいくつかあるのです。
そんな時には、力を要するので、勢い余ってガーンと歯茎に
突き刺さり、自爆することも多々ありました。
そんなこんなを経て、ようやく慣れたある時、フロス後に
スッキリ感を感じるようになったのです。
おや・・・?こんな糸程度の働きでこうも変わるものか??
と驚きと共にある嬉しさがわいたのを、今でも覚えています。
ワンちゃんも歯みがき?!
カッチリと隙間なく並んで生えている歯ですが、ちゃんと隙間があります。
その隙間の長さ、みなさん、ご想像つきますでしょうか??
単位がセンチやミリでないのは、想像に難くないと思います。
その長さは、ミリより更に一段細かい「マイクロメーター」。
「ミクロン」とも呼ばれる、1ミリの1/1000の世界のものです。
歯と歯の隙間には30~50ミクロンの隙間があると言われているので、
3/100~5/100ミリの隙間がある、と言えます。
と書いても、書いている自分が、その長さのイメージをまったく描けません(^_^;)
想像すらできない、そのミクロンほどの「ちょこ~っと」という長さの世界。
そのほんのわずかな隙間の中で起きた出来事は、私にとっては「スッキリする」
という確かな違いを生んだことは、紛れもない事実なのです。
1ミリにも満たない世界の出来事が、現実を大きく変える。
そういった、「ちょこっと」が変わることへの種になるのは、何もお口の中のこと
だけではありません。
(つづく)
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