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営業のコツが、兄弟の会話で納得した時の話
本では読めない本の話

営業のコツが、兄弟の会話で納得した時の話

2018-02-09

10年以上も前にお世話になった方と久方ぶりにお会いし、
「変わってないね」
と言っていただいた言葉に、
喜びと、そうではない複雑な思いを抱きました。
ワキノコビトでございます。

みなさんだったら、どうお感じですか?

ほめてくださっている、のだろう・・・
と思う一方で、
ん~、成長してないとも思われているのか・・・

私の心が、スサんでる表れでしょうか(*_*;

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「微差」

本日のキーワードです。

営業畑でずっと仕事をなさってきたその方と、
「営業のコツ」のような話になったときです。

「微差を大事にするように、部下には話をするんです」
とおっしゃいました。

やもすると、安易に値下げすることで
結果を残そうとするような、
価格競争に陥りやすいのが営業でもあります。

若かりし頃、私にもそういった経験が・・・(^-^;
それはさておき。

「例えば価格一つをとっても、
1,000円のものを、安易に950円にしようとする。

その間に、950円、980円、995円と、
もっと刻むこともできる。」

話は価格のことにとどまらず、
近江商人の格言で有名な
「三方よし」
の精神にのっとった実例など多岐にわたり、
懐かしい昔話や近況報告で
終わると思った再会が
思いもよらぬ、学びの場となりました。


「そうかっ!」

その日の夜のこと。

息子たちの会話を何となく聞いていました。
兄が、「それとってー」と弟に言いました。

決して強い命令口調ではありませんでした。
弟の方も、特に反発しているわけでもありません。

でも今一つ、何か気になる感覚を覚えたのです。

それで私が、兄の方に、
二通りの言い方を投げかけました。

「”それ、とってー。”
”それ、とってもらえるー?”
どう、違う??」

「うん、違う・・・」

兄の言ったセリフを、
違うと言いたかったわけではなく、
責めるつもりもなく、
ただ、何か私の中に生じた、
うっすらとした引っ掛かり。

それが、その語尾の微細な違いで、
スッキリ感を得たことが分かった時、

「うん、やっぱり微差だよ微差!」

と得意げに、兄に語っていた
ワタクシだったのでした。

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