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銀座食レポシリーズ_04_二種類で勝負!~たちばなさん~

銀座食レポシリーズ_04_二種類で勝負!~たちばなさん~

「銀座は札幌と似ている」

とだれかが言っていました。
銀座と札幌……?どこが?という私の心の声が漏れていたのでしょうか。
すぐに答えが聞こえてきました。

「どっちも区画が碁盤の目のようになっている」

事務所が銀座に移転するまでは、銀座は私には縁遠い街でした。
何がどこにあるかなんて、「和光」「三越」ぐらいしか知りません。

有楽町駅から歩いていくことはあって、新橋駅も歩いて行けることは
何となく知っていたけれど、少し歩けば東京駅にも行ける、
メトロや都営線を入れたらそこらかしこに路線駅がある、
なんとアクセスのいいこと!

今回銀座についてもう一つ知ったこと、それが
「碁盤の目」の地形です。
なぜそれに気づいたかというと、……とその前に。

前置きが長くなってしまいましたが、銀座食レポ_04は、
「たちばな」さん。


歴史を感じる店構え

有名な老舗かりんとう店。ご存知の方も多いと思いますが、
東京かりんとう御三家の一つでもあります。
(ということも今回知ったことですが)

ちなみに御三家の他二店は、
湯島の「ゆしま花月」さん、浅草の「小桜」さん。
花月さんは、銀座に新ブランド「ぎんざ鏡花水月」さんを
立ちあげたそうですよ(GINZA SIX 地下2階)。

たちばなさんがあるのは銀座8丁目。
どうやって行ったらいいかと調べるうちに、
銀座は中央通りを歩いていくと、新橋駅の方に向かえば
番地の丁目の数字が増えていき、京橋駅・東京駅の方に
向かえばその数字が減っていく、ということを知ることに
なったわけです。


中央通りの信号は、順に銀座1丁目から8丁目の名称が
ついている。★は信号位置。

さて。このたちばなさんのかりんとう。
めっちゃカッコいいんです。なにがカッコいいかって。
こちら。


たちばなさんのかりんとう

この二種類をベースに、量や組み合わせを変えて
商品として出されています。
この男気!潔さ!
そこにかける思いや信念、強さや美しさを
私は勝手に感じてしまったのです。

かりんとうには、それぞれ名前があります。
「ころ」と「さえだ」。
どっちがどっちだか、何となく想像がつきませんか?
おもしろいですね。なんで想像できちゃうんでしょう。

大事なお味についてです。
完全個人的な好みで申し上げますが、私は
「ころ」押しです。

「ころ」と「さえだ」の違いは、その見た目通り太さです。
それゆえ、味に違いが出ます。特に「甘味」。

甘いのがお好みの方は甘味をより感じる「さえだ」がおすすめ。
うちのスタッフも
「さえだが甘くておいしかったです~」
ととろけてました。

私も甘いものが大好きなのですが、「ころ」の味からは
素材そのものの、特に「小麦粉」の味がしました。

どこのどんな小麦粉を使っているのか、残念ながらその日も
長蛇の列だったので聞けなかった、というのは言い訳ですが、
小麦粉の味がこんなにしっかりと、そしておいしく感じる
かりんとうは初めてだったので、ぜひ今度、取材にも!
と思っています。

長蛇の列といえば、私が買い物に行った日は12月17日でしたが、
店内にはこんな張り紙がありました。

「年内発送分の予約はすべて完了しました」

「たちばな」さんのかりんとう。
今回も大変おいしくいただきました。
ごちそうさまでした。

K

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