言霊三部作の最終作。新装版ならではの貴重な資料も
装丁:薮内新太
印刷製本:株式会社オーエムシェア
言霊三部作の最終作。新装版ならではの貴重な資料も
小笠原孝次氏の言霊三部作の最終作。新装版の監修を務めた七沢賢治氏の助力を得て初版は昭和55年に刊行された。前二作に続き言霊を巡る思索が展開されるが、氏の生の息遣いが感じられる叙述が散見され印象深い。本編を補佐するものながら、大野靖志氏の解説、小笠原氏から七沢氏へ宛てた手紙 (巻末資料 )、七沢氏による回想(「監修者あとがき」)も、「小笠原孝次」の素顔と、 両者の間に築かれた強固な信頼関係が窺える興味深い内容となっている。
目次情報など
前編
立春
言霊曼茶羅 (絶対界)
現象の相似性(相似象)
霊覚の世界
言霊曼茶羅 (相対界)
言霊の演繹・帰納
男女両性の発現
生命の基本法則(ロゴス)の簡易性
業の相続と錯乱
後編
子音の存在箇所
魂の変態(メタモルフォーゼ)
シャーマニズム
血の洗礼
ロゴスの循環
不可能への追及
霧の中の人類
主観の遊離逸脱
主観客観の一致
言霊布斗麻邇の開顕
むすび
巻末
小笠原孝次氏が七沢賢治に託した言霊学の未来(大野靖志)
資料紹介(「龍宮乙姫の神符」)
監修者あとがき
参考文献一覧
謝辞
著者紹介
監修者
著者プロフィール
小笠原孝次
七沢賢治
1947年山梨県甲府市生まれ。早稲田大学卒業。大正大学大学院文学研究科博士課程修了。現在、白川学館代表理事などを務めている。『龍宮の乙姫と浦島太郎』(著/2017)、『言霊百神新裝版』(監修/2016)など、編著、監修書多数。
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