
言霊学の師弟が「浦島太郎」に秘められた謎に迫る
装丁:松沢浩治(ダグハウス)
挿画・押絵 井坂健一郎印刷製本 シナノ書籍印刷株式会社
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言霊学の師弟が「浦島太郎」に秘められた謎に迫る
浦島太郎の物語は不思議な筋立てからお伽話と呼ばれる一方、神話の研究者らによって、物語の背景に隠された“謎”を読み解く試みが様々なされてきた。本書もその “謎解き”研究の系譜に連なるもの。古代の日本語が持つ多層的な構造を研究する言霊学の分野で師弟の関係にある小笠原氏と七沢氏がそれぞれの視点から、「浦島太郎とは誰なのか」「乙姫とは何を意味するのか」など、二千年もの間、秘められてきた “謎”に挑む。解き明かされた真相とは……!
目次情報など
はじめに 乙姫が本当の姿を現した 大野靖志
第一部
皇國秘史 龍宮の乙姫と浦島太郎
古事記より観たる日本伝説の解釈 小笠原孝次
第二部
平成版 龍宮の乙姫と浦島大郎 七沢賢治
第三部
渡来人だからこそ憧れた日本の世界観 七沢賢治
おわりに 現代版龍宮システムと新世代のデジタル言語 大野靖志
参考文献
謝辞
著者プロフィール

小笠原孝次

七沢賢治
1947年山梨県甲府市生まれ。早稲田大学卒業。大正大学大学院文学研究科博士課程修了。現在、白川学館代表理事などを務めている。『龍宮の乙姫と浦島太郎』(著/2017)、『言霊百神新裝版』(監修/2016)など、編著、監修書多数。
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