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6月21日発売の新刊『金山巨石群の奇跡~縄文の巨石天文台が5000年の時を超えて甦る』
刊行情報

6月21日発売の新刊『金山巨石群の奇跡~縄文の巨石天文台が5000年の時を超えて甦る』

巨石遺跡——イギリスのストーンヘンジをはじめとして
世界各地に謎の巨石群が点在することはよく知られています。

これらの巨石はどうやってこの場所にやってきたのか?
いったいなぜ、何のためにここに置かれたのか?

世界の古代史ミステリーファンを魅了してやまないこうした謎の巨石群を日本の飛騨金山の山中で発見し、
その謎解きに挑んだのが本書の3人の著者、小林由来さんと徳田紫穂さん、そして、アメリカ人の宇宙物理学者、ハリエット・ナツヤマ博士です。

著者のひとり、小林由来さんは今から27年前の1997年に、地元飛騨金山の山中で、
偶然、6m級の巨石に彫り込まれた2本の線刻と3つの楕円形という不思議な図形と出会います。

当時、画家としても活動していた小林さんは、直感的にその図形は“古代人が残した何か意味のある表現ではないか”と感じ取り、芸術仲間の徳田紫穂さんと共同でこの一帯に点在する巨石群の調査をはじめます。小林さんの脳裏には、夏至の朝日が巨石群の特定の位置からのぼってくるように“設計”されているストーンヘンジの姿がありました。

何年にもわたる継続的で緻密な調査によって、金山巨石群と太陽との関係が次第に明らかになっていき、やがて、その調査は、世界の天文学者や考古学者らの興味を惹きつけるほどの新発見(古代の太陽暦の発見)をもたらすことに‥‥‥

本書にはこの世界的にも稀な新発見を含む、27年に及ぶ調査の全貌が収められています。

共著者である宇宙物理学者のナツヤマ博士はハワイ生まれの日系アメリカ人です。2013年頃、古代日本の天文学に興味をもったことから金山巨石群を知り、自らの意志で現地を訪れました。そして、小林さんと徳田さんが収集したデータと仮説を科学的見地から検証したうえでその確からしさを確信し、以後調査チームに加わることになりました。

ナツヤマ博士は次のように語っています。

「27年間の太陽観測記録とテータの分析により、金山太陽カレンダーは現代の太陽暦(グレゴリオ暦)よりも正確な暦であることが示されました。現代においても正確に時を刻み続ける巨石太陽カレンダーは、まさに驚異的な発見です」(本書「刊行にあたって」より)

どうやら彼らは巨石を太陽観測の定点として利用し、太陽光の位置変化から正確な太陽暦を読みとっていたらしい‥‥‥読み進むにつれて、これまで知られてこなかった“まったく新しい古代像”がみなさんの目の前に展開されます。それは「文字のない古代という時代と人々」に対してわたしたちが漠然と抱いている「原始的」というイメージとは対極的なものです。

古代に行ってみたい!——そう思わせてくれる知の“冒険物語”。どうぞお楽しみください。

『金山巨石群の奇跡~縄文の巨石天文台が5000年の時を超えて甦る』
著者:小林由来/徳田紫穂/ハリエット・ナツヤマ
科学監修:ハリエット・ナツヤマ
書籍仕様:B5変形判/オールカラー/ソフトカバー/402p
定価:3300円(税込) 2025年6月21日発行

本のご案内
https://wakishp.com/books/金山巨石群の奇跡

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