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新刊『井坂健一郎 2017年カレンダー”空(くう)に結ばれる” 』のご案内
刊行情報

新刊『井坂健一郎 2017年カレンダー”空(くう)に結ばれる” 』のご案内

「実と虚が混在する空間の創出」をテーマに、絵画、写真、インスタレーションなどの創作活動を精力的に行っている美術家・井坂健一郎氏。

近年は毎年オリジナルのカレンダーを刊行されていましたが、2017年のカレンダーは、2016年秋に新作として発表された写真作品群を収録しました。“空(くう)に結ばれる”をテーマとし、白い紙を使い、光によってその姿に様々な表情を描き出した写真作品群は、ゼロポイントフィールドの出現を感じさせます。

和器出版のロゴマークは、新たな文明、新たな宇宙のビジョンとして硝子工芸作家のはつか庵庵主が、神代文字の「阿比留草文字」(あひるくさもじ)の「イ」と「ヰ」を統合した文字を彫り、その文字を井坂健一郎氏が造形デザインしてつくられました。この「阿比留草文字」(あひるくさもじ)から発想された作品も取り入れられています。一般社団法人白川学館の多目的ホール『祝殿』、ロゴストロン株式会社の研修センター『ロゴストンセンター』など建築デザインにも採用されている「虚実混在」の魅力をご堪能ください。

(作家メッセージ)
2003年以降の写真作品で見せてきた「虚実混在」の表現を今回の新作「Koo」のシリーズでも見せています。ひとつ異なる点は、単に「虚実混在」の様子を描き出すものだけではなく、「空(くう)」に入り込むような、あるいは吸い込まれるような表情も見せます。 これを「空(くう)に結ばれる」という感覚で、無限の空間と一体化させるのが特徴です。 その結ばれて行くものが、紙で造形されたごくシンプルなオブジェであり、どこか身体的であり、日常の場面で見かけたような形でも表現しています。
もうひとつのシリーズは、「阿比留草文字」(あひるくさもじ)を使った写真作品とドローイングです。「阿比留草文字」を文字としてではなく、一つの造形物と感じる一瞬があり、その形状の面白さに惹かれたのが創作のはじまりです。独自の撮影方法で紙で作った阿比留草文字を表現したものや、幾つかの文字を立体的に組み合わせたものなどがあり、これも「空(くう)に結ばれる」ためのメッセージでもあります。

発売日: 2016年11月
ISBN-13: 978-4908830051
税込価格:  1480円

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