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右脳で読む
本では読めない本の話

右脳で読む

2017-05-09

こんにちは。

昨年6月に新装版(第3刷)として発刊した言霊百神。

http://wakishp.com/archives/362

 

後に続く言霊精義、言霊開眼との言霊学シリーズの中の

バイブル的存在として、みなさまにも親しまれています。

 

出版社にいる私がこんなことを言うのはいかがなものか、

とお叱りを受けそうですが…

 

この言霊百神(以下「百神」とさせていただきます)。

大事に大事に懐で温めてはいたものの、なかなか頭の方

にまでは到達しておりませんでした。

 

読もうとするのですが、頭になかなか入ってこない。

読んでいると、なにか、とっても「かたい」という

感覚があったのです。

 

それは鉄で出来た、両手でやっと抱えられるほどの大きさの、

正方形のかたくて重い物体、のような。

 

イメージしても、それが頭に入るとは到底思えないのですが、

そのようにしか受け取れなかったのです。

 

それが!

ある時から、変わったのです。

 

気づいたら変わっていたので、いつなにがどう変化した

のかを表現するのはとても難しいのですが、

きっかけは、百神の著者である小笠原孝次先生の

別の書物を読んだことでした。

 

その内容について、私はとても興味があったので、いつか

読みたいなぁ、と思っていたのです。

 

ある時それを読み始めることになり、一心不乱に、とまでは

いきませんが、「知りたい!」という私の欲求が大きかったので、

「これはどういうことなんだろう?あれは何なんだろう?」

という興味のままに、読み進めていきました。

 

その本には、所々に、

「言霊百神の原理を理解することが必須である」

という言葉が出てくるのです。

 

「やっぱり百神かぁ~…(-_-;)」

とは頭で思いながらも、百神まではなかなか手が

伸びなかったのです。

 

けれども読み進めるうちに、知りたいことがより多く、

より深くなってきて、いつの間にか私の欲求が百神に

向いたのです。

 

そうして百神を読み始めると、まるで同じ書物を

読んでいるとは思えないほど、ずっと興味がわいた

ままに読み進めていました。

 

あの頃抱いた堅物はもうおらず、そこに書かれている

文字たちと、スッと同調しているような、

一緒にスキップをしているような、そんな感覚で

いられるのです。

 

それはまるで、文字を読んでいるというよりは、

音楽を聴いているような、自然と自分の中に入ってくる、

そのような感覚なのです。

 

そんな話をスタッフとしていたら、

「やっぱり左脳じゃなくて、右脳で読むんだよね~。」

と言ったのです。

 

一瞬「えっ?!」と思いましたが、言わんとすることは、

自分のその体験からも納得するところでした。

 

言霊百神。面白いです。

http://wakishp.com/archives/362

 

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