
「美」はただ在るのか、現れるのか?
12月の新刊『新版 真美識の発見~虚実の間へ』の著者は、現代美術のアーティストとしても、美術教育の専門家としても第一線で活躍されている井坂健一郎氏(ふだんは井坂先生と呼ばせていただ...
ジンクスといわれるような不吉な法則はどんな業界にもあるものです。もちろん、出版界にもあります。「続編は最初の作品ほどは売れない」という〝法則〟もその一つかもしれません。いわれてみれば、まあたしかに。本作の売れ行きをみると頷けるところもあるにはあるのですが、しかし。偉大すぎる兄貴をもった弟、ではないですが、とほかみシリーズ第一弾(黄本と編集部では呼んでます)がベストセラー街道を快走しているがために、本作「青本」が地味に見えるだけ。単体でみれば立派な成績です。ただ、この本の担当編集としては声には出しませんが本当はこう思っております。もし「どっちがおもしろいの?と読者の方から聞かれたら、このようにお答えするであろうと。「まだまだみなさん青本の秘められたスゴさをわかってらっしゃらないようですナ」と。賢き弟は爪を隠す、のです。なぜなら、その「秘められたスゴさ」というのは‥‥‥(次回に続く)
アナロジーという神話的思考で〝宇宙〟を旅した探求者、七沢賢治氏の思索と実践の記録を講話でたどる七澤賢治講話選集。三部作の掉尾を飾る本作は〝言霊講話〟がテーマ。万葉集にも謳われた日本語に宿るコトタマの力。その力を現代科学の視点から捉え直した七澤賢治言霊(ゲンレイ)論が、私たち現代人が忘れかけている「言葉(コトノハ)の源に潜む力」に迫ります。「言霊」にはなぜ「創造の力」が宿るのか?——その秘密がここに。
「七澤賢治とは何者か?」という問いこそ、〝多才〟を極めた氏にとって最高の勲章だったのかもしれません。その〝多才〟が「白川神道の継承者」として、最後まで手綱を緩めずその深みを探求し続けたテーマが「祓い」の実践的研究でした。本作では、平安の古より神祇伯を任じてきた白川神道の精髄を入り口としながら、「祓い」という日本古来の精神的作法を縦横無尽に語ります。七澤賢治講話選集(全三巻)の記念すべき第一作!
『言霊はこうして実現する』(文芸社)、「和の成功法則』『願いをかなえるお清め CDブック』(サンマーク出版)など、「日本語」が本来もつ潜在力に光をあてながら話題作を次々に上梓する気鋭の作家、大野靖志氏が、本作では日本最古といわれる祓詞「とほかみえみため」の一音一音に秘められた謎を読み解いていきます。ベストセラー街道快走中の「とほかみシリーズ」第一弾。日本の秘史に精通した人間にしか知りえなかった奥義を、いまあなたへ。